JR北海道グループが運営している「手稲鉄北ショッピングセンター」(手稲区前田2条13丁目3-20)敷地内に建設される、商業・飲食施設に「ペンギンベーカリー手稲前田店」が入る。オープンは11月中旬。「ペンギンベーカリー」の北海道内店舗としては、初のフランチャイズ(FC)店舗になりそう。(写真は、「手稲鉄北ショッピングセンター」の敷地内に建設される新店舗建設用地)

「手稲鉄北ショッピングセンター」敷地内には、「極楽湯さっぽろ手稲店」があったが昨年7月に営業を終了し、建物は解体。跡地には、5階建て賃貸マンションの建設が進んでいる。商業・飲食施設は未利用だった東側敷地を利用、物販棟2棟、飲食棟1棟が計画されている。日用雑貨店とベーカリー、飲食店などが出店することになっており、具体的な店舗名は公表されていなかったが、このほどベーカリー店舗が「ペンギンベーカリー」であることが分かった。

「ペンギンベーカリー」は、ペンギン(札幌本社・札幌市清田区、東京本社・東京都豊島区)が道内外で23店舗展開している焼きたてパン専門店。道産小麦を使用、毎日食べても食べ飽きないパン屋をコンセプトにしており、地元農家と協力、新鮮で安全な食材を厳選して食パン、惣菜パン、菓子パン、サンドイッチ、バーガーなどを提供している。日本カレーパン協会主催の「カレーパングランプリ」では、2020年から3年連続で最高金賞を受賞するなど着実にファンを増やしている。

 店舗展開ではこれまで道内9店舗は直営で、道外はFCが中心だったが、今度の「手稲前田店」は道内初のFC店舗となりそう。運営するのは弁当・仕出しの八起(苫小牧市)。事業多角化の一環としてパン専門店の展開を始めることにした。他の日用雑貨店、飲食店の店舗名はまだ明らかになっていない。なお、商業棟、飲食棟の建築主は、北海道ジェイ・アール都市開発(本社・札幌市西区)、設計、監理はマキタ設計事務所(同市白石区)。


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