「ISHIYAブランド」を置かないISHIYAの挑戦、「22%MARKET」オープン

経済総合

 石屋商事(本社・札幌市西区)は6月22日、札幌市中央区大通西4丁目6-1の「札幌大通西4ビル」地下2階に「22%MARKET」(ニジュウニパーセントマーケット)をオープンさせた。「白い恋人」をはじめとするISHIYA商品を一切販売しない、石屋グループの新たな挑戦となる店舗。(写真は、6月22日にオープンした「22%MARKET」)

 出店場所は、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の起点となる大通側で、2013年から「ISHIYA CAFE」、「キャンディ・ラボ」として営業していたスペース。コロナ禍が始まった2020年3月に「キャンディ・ラボ」は閉店、今年3月6日には「ISHIYA CAFE」も閉店した。
 新たに登場した「22%MARKET」のネーミングは、日本の国土に占める北海道の割合が22%であることにちなんだもの。日本の魅力の22%分が北海道に詰まっているが、北海道に住んでいる人も知らない魅力や楽しみ方があるとして、北海道の魅力を道民に発信していこうというのがコンセプト。マーケットのロゴは、円グラフの22%分をマルシェのパラソルに見立て、みんなが笑い集う場所になるようにという思いが込められている。

 マーケットは、ISHIYAの新ブランドである①22%SHOP/グローサリーショップ②Over the moon(オーバー ザ ムーン)/ベイクショップ③菓子と喫茶SIROYA(シロヤ)/カフェーーの3店舗が並ぶ。「22%SHOP」には、毎日が楽しくなるような「オトナのおやつ」をテーマに、北海道で作られた食品を中心としたグロッサリーを集めている。商品は時期ごとに入れ替わるため、いつ来ても新たな発見、新しい出会いがある。店内には札幌市内に4店舗展開する「丸美珈琲店」が出店した。

「Over the moon」は食べた時にも、店舗にいる時も、贈り物でもらった時にも、どの瞬間も幸せな気分でいられるようなベイクショップ。特別な時に選びたい「デニッシュブレッド」、宝石のような「フルーツデニッシュ」のほか食事や酒にも合わせられるパン各種、ちょっとした贈り物に最適な焼き菓子なども用意している。「SIROYA」は、真っ白なチーズから生まれたスイーツを楽しむカフェ。看板商品は「SIROYAのクレームダンジュ」。雪のように真っ白でふわふわの新食感で賞味期限はわずか10分。他にも様々なチーズを使ったスイーツが揃うチーズ好きのための空間。
 石屋グループが初めて取り組む脱「ISHIYA」のブランドショップ。アフターコロナを見据えたマイクロツーリズム(近場を楽しむ旅のスタイル)に対応した石屋グループの新たな挑戦が始まった。

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