工業ラバーや特殊環境用作業靴などのゴム製品メーカー、ミツウマ(本社・小樽市)は、高級食パン専門店を展開するJIP(同・石川県金沢市)のFC(フランチャイズ)店舗2号店「札幌パン北24条工房」(札幌市北区)を4月上旬にオープンさせる。(写真は、「札幌パン北24条工房」の出店場所)

 ミツウマは、JIPとFC契約、昨年11月11日に「札幌パン琴似工房」(西区琴似2条4丁目1-3)をオープンさせている。JIPは、「パティシエが作ったパン屋さん」(略称パティシエパン)を全国で展開、「札幌パン琴似工房」は北海道のFC1号店。同店の看板商品は、「生食パン」と「焼き食パン」。「生食パン」は、北海道産生クリームや蜂蜜、練乳を使用しており価格は税込み600円。「焼き食パン」は、焼き上げることで美味しさが引きたち、ジャムやバターと相性が良い食パンで価格は税込み500円。
 2号店の「札幌パン北24条工房」(北区北24条西5丁目H24ビル1階)は、西5丁目樽川通沿いに立地、「カラオケ歌屋北24条店」と「炭火居酒屋炎北24条店」が入っているビルと隣接している。

 高級食パン専門店は、「乃が美」や「乃木坂な妻たち」、「嵜本」、「ベーカリー・ワンカラット」、「銀座に志かわ」、「HARE/PAN」などが出店しており、札幌市内での競争は激しい。既に「ル・ミトロン食パン」がオープンから2年3ヵ月で閉店を余儀なくされた。高級食パンブームが落ち着いてきた中で、ミツウマは2号店を出店、形成された高級食パン市場で後発の優位性を生かす。



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