ベーカリープロデューサーの岸本拓也氏(ジャパンベーカリーマーケティング=横浜市青葉区=代表取締役)の直営カレーパン専門店「カレーパンだ。札幌狸小路4丁目店」(札幌市中央区南3条西4丁目16-2、3・4キノシタビル1階)が2月15日(火)で一時休店、同じく直営のパン専門店「あの人はナルシスト」(釧路郡釧路町)に統合される。コロナ禍による人流減少の影響を受けた。(写真は、カレーパン専門店「カレーパンだ。札幌狸小路4丁目店」)

 岸本氏は、関西外国語大学卒業後に横浜のホテルに入社、マーケティングや企画を担当。その後、退社して横浜・大倉山に「TOTSZEN BAKER‘S KITCHEN(トツゼン・ベーカーズ・キッチン)」を開業。2011年頃からベーカリープロデュースなどコンサルティング業を始め、2013年にジャパンベーカリーマーケティングを設立。これまでに、国内外300店舗近いベーカリーの開業を支援してきた。

 北海道では、2018年6月にオープンした「でぶパン」(札幌市北区)を皮切りに、2019年1月の高級食パン専門店「乃木坂な妻たち」(同市中央区)、2020年7月の「僕のパン屋 純情セレナーデ」(白石区)、「暮らせばわかるさ」(西区)、同年9月の「大地はドラムと優しい麦」(帯広市)、2021年4月の「め組の庭」(恵庭市)、同年5月の「わがままなジュリエット」(札幌市豊平区)などの開業を支援してきた。

 実父の生まれ故郷が空知郡上砂川町という縁もあって、北海道には特に思い入れが強く、2020年シーズンには北海道コンサドーレ札幌のオフィシャルパートナーになった。その機を捉えて札幌を盛り上げようと、同年8月29日にオープンさせたのが、「カレーパンだ。札幌狸小路4丁目店」。同店では、北海道コンサドーレ札幌にちなみ、「黒カレー」(商品名Sexyカレーパン)と「赤カレー」(同めんこいカレーパン)なども販売してきた。
 しかし、コロナ禍の人流抑制などの影響を受け、オープンから1年半で一時休店を決断、2021年4月17日にオープンさせた直営店「あの人はナルシスト」と統合することにした。同店では、オリジナルソーセージを使った「天狗ドッグ」、ジャージー牛乳使用の「カスタードクリームパン」、高級食パン、オリジナルジャム、ピザ、横浜青葉台の「和食飯くり家」監修の道産米「ふっくりんこ」を使ったおにぎりなどを販売している。なお、北海道コンサドーレ札幌のオフィシャルパートナーは、2022年シーズンも継続する。


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