ド派手な看板が出現、「ラーメンさんぱち」のイメチェン

経済総合

 ラーメン店と看板は切っても切れない関係だ。ラーメンの美味しさと結び付いた看板は食欲をそそり、人を呼び込む。看板は、ラーメン店の顔そのもの。札幌市豊平区に本部がある「ラーメンさんぱち」は、一部直営店舗で看板を変えた。横浜家系を想起させるようなド派手な看板。この看板、直営店で増やしていくそうだ。(写真は、「ラーメンさんぱち石山店」の屋上看板)
(写真は、「ラーメンさんぱち南8条店」)

「ラーメンさんぱち」の看板は、様々。「さんぱち」の書体は統一しているものの、直営店やFC(フランチャイズ)店舗では、赤の地の色に白抜きの「さんぱち」だったり、黄の地の色に赤色の「さんぱち」だったりする。ともあれ、「さんぱち」はその書体で独特の存在感を示している。

 札幌市南区石山1条5丁目の石山通と平岸通の分岐点にある「ラーメンさんぱち石山店」。元ガソリンスタンドを利用した同店は、巨大な屋上看板が目印だ。これまでは、赤い地の色に白抜きの「さんぱち」だったが、写真のように「ラーメン」を強調して「さんぱち」が陰に控えるようなデザインに変わった。看板をはみ出すような「ラーメン」の文字には勢いがある。今、市内でも店舗が増えてきた横浜家系ラーメンを想起させるようなインパクトがある。

 さんぱち本部に聞くと、「老朽化した店舗では、コロナ禍による(客数減の)影響も受けているので、内装をリニューアルする一環として看板も変えました」と話す。「南8条店」(札幌市中央区南8条西6丁目7-24、アン・セリジェ壱番館1階)も同様の看板に衣替えしている。

 本部の直営店は現在、札幌市内17店舗を含む23店舗。店舗リニューアルに合わせて看板も変えていくという。さんぱちの創業は1987年、今年は35年目。街角に溶け込んだ「さんぱち」、定番ラーメンのイメチェンが始まったようだ。

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