札幌証券取引所は12月30日、今年の売買立会終了後に同所2階で大納会を行った。会員証券会社幹部や上場企業トップなど約30人が参加した。(写真は、伊藤博公・日本証券業協会北海道地区協会会長の音頭による手締め)

 最初に札証の小池善明理事長が登壇。小池氏は、「コロナ禍2年目で札証も厳しい年だった。上場企業も2年連続でなかったが、IPO(新規株式公開)の機運は道内でも高まってきている。来年は良い話が出てくると期待している」と挨拶した。続いて、日本証券業協会北海道地区協会会長の伊藤博公・北洋証券社長が登壇、「30日の東京証券取引所日経平均株価の終値は2万8791円だったが、この終値は1988年、1989年以来、史上3番目の高値。ぜひ来年に期待したい」と述べた上で、音頭を取り参加者全員で手締めを行い、散会した。

 2021年の札証出来高は、1億4837万400株で前年より2623万6200株、5%減少した。売買代金は343億8774万3000円で、前年より6億6344万5000円、1・9%減少した。市場別の出来高及び売買代金は、本則市場が215万9500株、28億2761万3200円、アンビシャス市場は1億4621万900株、315億6012万9800円だった。



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