ジョブカンとSATOグループが提携、バックオフィス業務のDX化推進

経済総合

 勤怠管理をはじめ経費精算、採用管理、給与計算などのバックオフィス支援クラウド「ジョブカン」を運営するDONUTS(本社・東京都渋谷区)は、国内最大規模の士業事務所、SATOグループ(札幌市東区)と業務提携を結んだ。両者は連携して、企業のバックオフィス業務のシステム導入から運用までを総合的にサポート、バックオフィス業務の課題解決に取り組む。提携は11月4日付け。(写真は、札幌市東区のSATOグループ本部)

 労務管理業務の複雑化や働き方改革によって多様な勤務形態が日常化し始めており、バックオフィス業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)が不可欠となっている。システムを導入するだけでなく、システム運用後の労務コンサルを求めるニーズも高まっており、導入から運用までの総合的なサービスが求められるようになっている。
 SATOグループは、これまでも「ジョブカン認定アドバイザー」としてジョブカンサービスを運用、多くの顧問先の業務効率化を行ってきた。こうしたジョブカンのサービスに対する知見と実績があることに加え、SATOグループが有する全国サービス網を活用できるため、両者は業務提携を結ぶことにした。

 これによって、ジョブカンユーザーに対して、SATOグループより就業規則の作成や労務相談、給与計算代行のサービスがスムーズに提供できるようになる。
 HRTech(テクノロジーを活用して労務管理や採用管理など人事業務全般を効率化するソリューション)、就業規則作成、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを組み合わせて、企業のDX化を推進していく。将来的には、ジョブカンサービス機能の共同開発なども進めていく。
 ジョブカンシリーズは、勤怠管理、経費精算、ワークフロー、採用管理、労務HR、給与計算、会計、BPOの8サービスからなるバックオフィス業務効率化のクラウドサービス。現在は12万社以上が利用している。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER