士業グループ・SATOグループ(本部・札幌市東区、佐藤良雄代表)の日本社会保険労務士法人(東京都豊島区)とSATO行政書士法人(札幌市東区)は4日、東京スター銀行(本店・東京都港区)と業務提携した。東京スター銀行の融資取引先に両法人を紹介、給与計算アウトソーシングや許認可取得等のサービスを必要に応じて提供する。(写真は、SATO行政書士法人などが入る札幌市東区のSATOグループ本部)

 東京スター銀行は、東京の信用組合などを合併・譲り受けして2001年6月に設立された。預金量は約2兆円、貸出金は約1兆6000億円で、中堅・中小企業が主な取引先。こうした取引先の給与計算アウトソーシングや就業規則作成・改訂、厚生労働省への助成金申請、経済産業省や各自治体等への補助金・助成金・支援金申請手続き、会社成立や許認可、ビザ取得等の必要が生じた場合に、両法人を紹介、取引先の利便性を高めるのが業務提携の目的。

 日本社労士法人は、職員数約50人で約5000社の中堅・中小企業と取引がある。SATO行政書士法人は、職員数約30人で約2000社と取引がある。両法人が、金融機関と業務提携するのは初めて。

 東京スター銀行は今年2月にSATOグループの佐藤代表が社長を務める札幌証券取引所上場企業のキャリアバンク(本社・札幌市中央区)と人材紹介サービスや中国語研修業務でも業務提携している。同銀行の取引先の採用問題や中国語研修のニーズに応えるのが目的で、今回の日本社労士法人、SATO行政書士法人との業務提携を加えることで、取引先のサポート体制をより強固にしていく。



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