FUJIジャパン(本社・札幌市中央区)が11月12日に、札幌証券取引所のアンビシャス市場から本則市場に市場変更したことに伴い、同日、札証で有価証券上場通知書の交付式が行われた。(写真は、札証の鐘を鳴らす佐々木忠幸社長=左から2人目)
(写真は、札証が上場市場変更の記念品として贈呈した大銀河を表現した小樽ガラスの飾り皿。左から札証・小池善明理事長、佐々木社長)

 FUJIジャパンは、自社開発・自社販売・自社施工の外壁総合メーカー。北海道を主体に東北、関東に壁材の製造販売、戸建て住宅のリフォーム事業を展開しており、2018年12月13日にアンビシャス市場に上場。今回、3年目で本則市場にステップアップする。交付式で札証の小池善明理事長は、「北海道企業の成功事例として全国展開を続けられることを期待したい」と述べた。

 佐々木忠幸社長は、「アンビシャスに上場して、ガバナンスや適時開示の重要性、社会的責任を痛感しているが、一方で知名度向上による顧客、取引先への安心感の醸成、社員の雇用にもプラスになっている。コロナ禍で関東市場進出はまだ道半ばだが、北海道の事業は安定した状態が続いている。本則市場への変更で、さらに地盤を強化するとともに次の事業展開に繋げていきたい」と話した。

 続いて、本則市場変更を記念して“札証の鐘”を鳴らすイベントが行われ、佐々木社長は力強く打鐘、その音がひときわ高く会場内に響き渡った。また、札証は永遠の輝きの象徴として、大銀河を表現した小樽ガラスの飾り皿を記念品として贈呈した。

 FUJIジャパンは、2022年3月操業を目指して石狩湾新港に初の自社外壁タイル製造工場を建設中。これによって、製造、販売、施工、メンテナンスの一気通貫体制が本格的に確立される。2021年12月期は、売上高18億1000万円、営業利益1億1300万円、純利益6600万円と前期比21・6%の増収、129・6%の営業増益、63・5%の純利益増を予想している。 



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