土屋ホールディングス(本社・札幌市北区)の創業者会長、土屋公三氏(80)が代表理事を務める一般社団法人3KM生涯幸福設計実践協会(同市中央区)が主催の「新社長塾」の今期最後となる第8回が、11月10日に土屋ホールディングスビル8階で開催された。(写真は、塾生4人の経営実践発表の後に行われた質疑応答)
「新社長塾」は、土屋氏が2010年から始めたワンランク上の経営者を育てる「人間社長塾」の後継講座として、2021年から3KM生涯幸福設計実践協会が主催して開催している。今年2期目で、昨年からの塾生を含めて約75人が在籍。40歳代の経営者が中心だが、20歳代や60歳代の経営者も参加しており、そのうち女性経営者は2割。
講座は全8回開かれ、今期はコロナ禍の緊急事態宣言が続く中、リアルとオンラインで開催された。ゲスト講師として、キャリアバンク(本社・札幌市中央区)の佐藤良雄社長、「営業の魔法」著者の中村信仁氏、エコモット(本社・札幌市中央区)の入澤拓也代表取締役、石屋製菓(同・同市西区)の石水創社長、ニセコ町の片山健也町長、ブレイド・イン・ブラスト(同・東京都中央区)の中川理巳代表取締役、サツドラホールディングス(同・札幌市東区)の富山浩樹CEOが各回に登壇した。
今期最終回となる8回目は、経営実践発表として、セルフメディアエイジェント(東京都千代田区)の和久井海十代表取締役、ノースジニアスグループ(札幌市豊平区)の安藤圭祐代表取締役、阿部竜司法律事務所(同市中央区)の阿部竜司代表弁護士、HONESTY(同市北区)の川端法子代表取締役の塾生4人が、それぞれの取り組みについて発表した。
その後、他の塾生の質疑応答が行われ、「継続させるコツは逆算思考して行動を決めること」(和久井氏)、「土屋会長から『協力者をつくると良い』というシンプルだが奥深いメッセージをいただいたことが、収益拡大の契機になった」(川端氏)、「効果的な人材について養成プログラム3KMを実践している会社は、業績も伸びている」(阿部氏)、「来年は設立10周年だが、売上高100億円を目指して、100年以上続く組織にしたい」(安藤氏)などと答えていた。
新社長塾は、塾生を随時募集しており、2022年の3期は東京開催を行うなど、札幌以外の開催も検討している。年会費は11万円(税込み)、2年目継続受講は5万2800円(同)。問い合わせは、(一社)3KM生涯幸福設計実践協会https://www.3km.or.jp