創業80有余年の歴史を持つ「元祖美唄やきとり福よし」を展開する有限会社エスパシオ(本社・札幌市中央区)は、札幌市内3店舗と江別市内1店舗を閉店した。緊急事態宣言など、コロナ禍の影響による客数の伸び悩みが要因とみられる。(写真は、8月末に閉店した「福よし麻生店」)
「元祖美唄やきとり福よし」は、2003年に札幌に進出、多店舗展開を開始した。岩見沢市や札幌市、東京都などに一時は約20店舗を展開していた。しかし、その後閉店が続き、コロナ禍がさらに拍車をかけた。
7月末に閉店したのは、「手稲駅前店」(札幌市手稲区手稲本町1条4丁目1-5、手稲駅前ビル1階)、8月末に閉店したのは、「札幌琴似店」(同市西区琴似1条3丁目、琴似1・3ビル1~2階)、「麻生店」(同市北区麻生町5丁目4-13、藤原ビル1階)。「手稲駅前店」は、11年5月、「札幌琴似店」は同年7月、「麻生店」は同年9月にそれぞれオープンしており、営業10年で終了した。
(写真は、7月末で閉店した「福よし手稲駅前店」)
(写真は、8月末に閉店した「福よし札幌琴似店」)
また、「野幌店」(江別市野幌町54-6、ブロックⅡビル1階)は、今年4月に店舗名を「福よし」から「福一」に転換して11年9月から続いていた「福よし」は既に終了している。
(写真は、「福一」に転換している「福よし野幌店」)
これら4店舗の営業終了によって、「元祖美唄やきとり福よし」の店舗は、「美唄本店」(美唄市)、「札幌中央店」(札幌市中央区)、「すすきのどまんなか店」(同)、「札幌駅西口店」(同市北区)、「澄川店」(同市南区)、「岩見沢店」(岩見沢市)、今年4月にオープンした「旭川南6条店」(旭川市)の7店舗になった。