「ゲオ札幌星置店」店舗統合のため閉店へ、巣ごもり特需の終息が影響

経済総合

 ゲオホールディングス(本社・名古屋市中区)の子会社ゲオ(同・同)が展開するDVD、CD、ゲームレンタルなどの「ゲオ札幌星置店」(札幌市手稲区)が、店舗統合のため9月26日(日)に営業を終了する。同業の「TSUTAYA」店舗の閉店は続いているが、これまで「ゲオ」の閉店はなかった。今後、「ゲオ」も店舗統合などによる閉店が出てくる可能性がある。(写真は、9月26日で閉店する「ゲオ札幌星置店」)

「ゲオ札幌星置店」は、2000年12月にオープンした複合ショッピングセンター「パストラル星置」(手稲区手稲山口494番地1)内の店舗。「パストラル星置」は、ラルズ(本社・札幌市中央区)が設置者で、「スーパーアークス星置店」や「カインズホーム星置店」、「しまむら星置店」、「アスビーファム星置店」などともに商業集積していた。

 今回、店舗を「ゲオ札幌手稲店」(手稲区前田6条13丁目1-15)に統合するため、9月26日を営業最終日として閉店する。このため、8月29日がレンタル商品の貸し出しと買い取りの最終日だった。同店では閉店に向けて閉店売り尽くしセールを予定している。第1弾は9月11日(土)から、第2弾は9月18日(土)から予定されている。

 ゲオのレンタルやゲーム関連は、巣ごもり特需が終息して前年より売り上げが低下している。このため、リテール家電、携帯電話、スマートフォン売り場の拡張に加えて食品・菓子の導入など、レンタル市場の縮小に対応するため商材の追加、売り場リニューアルに取り組んでいる。「札幌星置店」の店舗統合に伴う閉店はこの一環。

 DVD、CD、ゲームなど同業の「TSUTAYA」は全国的に閉店が進み、北海道でも店舗減少が続いている。「ゲオ」は、これまで閉店は少なかったが、今後は売り場縮小、店舗統合による閉店が出てきそうだ。

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