田村淳さん発案の遺書動画サービス「ITAKOTO」、企業法務Matchingと業務提携

経済総合

 北海道に企業法務を定着させることと、様々な業種・業界をマッチングして、新たなビジネス機会を創出する活動をしている企業法務Matching合同会社(札幌市北区)は、「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんを中心に設立された遺書動画サービス「ITAKOTO(イタコト)」を提供するitakoto(札幌市中央区)と業務提携を締結した。企業法務Matchingがハブの役割をして、生命保険事業者や介護事業者などを通じ、「ITAKOTO」利用の裾野を広げる。(写真は、遺書動画サービス「ITAKOTO」のHPトップ画面=itakoto提供)

「ITAKOTO」は、遺言や遺書など遺族や親しい人に伝えたいことを、専用アプリを使ってスマートフォンで動画撮影、大切な人に届けるサービス。受け取った人がURLを開封して動画をWEB上で閲覧できる。田村淳さんは、お笑い活動の傍ら起業家としても活動、自らの死生観を見つめ直す中で「ITAKOTO」のサービスを発案。繋がりのあった札幌のアンビシャス総合法律事務所、奥山倫行弁護士らと2019年11月、札幌市内にitakotoを設立した。

 月額120円から480円までのサブスクリプション(定額制)プランがあり、現在の利用者は1万人を超え、毎月200~300人ずつ利用者が増えているという。

 企業法務Matchingは、マッチング活動の一環として介護事業者、冠婚葬祭事業者、小売事業者、生命保険事業者などがそれぞれコネクテッドできる「北海道内終活プロジェクト」を立ち上げており、今回、itakotoと業務提携することによって、同プロジェクトを通じてメンバー企業の利用者などに「ITAKOTO」の紹介や共同イベントを通じて啓発を行う。

 企業法務Matchingの久保智人代表社員は、「『ITAKOTO』を利用することで自分の人生を改めて考えるきっかけになると思う。今回の業務提携によって相続、遺言など司法書士界との繋がりもつくっていきたい」と話している。

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