カルチュア・コンビニエンス・クラブ(本社・東京都渋谷区)が全国4番目の旗艦店として2010年に開業した「TSUTAYA札幌大通店」(札幌市中央区南1条西4丁目、日の出ビル1階)が、7月31日(土)で営業を終了する。北海道最大級のレンタルの品揃えが特徴だったが、オープンから11年目でフラッグシップ店を閉じる。(写真は、7月31日で営業を終える「TSUTAYA札幌大通店」)
「TSUTAYA札幌大通店」は、DVD・CDのレンタル専門店として、大通ゾーンの中心地である西4丁目交差点に出店、通勤、通学、ショッピングの幅広い世代をターゲットに展開してきた。DVD6万作品、CD5万5000作品を品揃えした北海道最大のレンタル専門店。24時間営業(コロナ禍で営業時間変更中)で、店舗面積は1階と2階を合わせて約155坪。
動画配信サービスの普及でレンタル環境が大きく変化したことなどから「TSUTAYA」は、2018年から全国的に閉店が増えている。北海道では18年に4店舗、19年に5店舗が閉店、20年は1月12日「北25条店」(札幌市東区)、5月31日「旭川永山店」(旭川市)、7月27日「川沿店」(札幌市南区)、9月10日「宮の森店」(同市中央区)、11月8日「札幌インター店」の(同市白石区)の5店舗が閉店した。21年になって2月14日に、「北見店」(北見市西富町1丁目12ー13)が閉店しており、「札幌大通店」閉店により、道内の「TSUTAYA」は37店舗になる。
西4丁目交差点は、文字通り札幌商業の中心地。4丁目プラザが来年1月末で閉館、解体されることになっており、4プラよりも早い1961年12月に竣工し、今年60年を迎える日の出ビル本館(新館は71年10月竣工)も建て替え時期が迫っている。「TSUTAYA札幌大通店」の閉店は、変わる交差点の先触れとも言えそうだ。