虎の穴(本社・東京都千代田区)が展開するマンガ、アニメ、同人誌、キャラクターグッズなどの店舗「とらのあな札幌店」が6月30日(水)で閉店する。(写真は、「とらのあな札幌店」。左の空き店舗は「モスバーガー南2条西1丁目店」)
「とらのあな札幌店」は、札幌市中央区南2条西1丁目7—12の丸大二番館ビル1階にあり、2003年11月にオープン。同人誌、同人ゲーム、マンガ・コミックス、声優CD、アニメDVD、美少女ゲームなど、“萌え”が揃う店舗として知られる。今回、18年間の営業を終了するのは、コロナ禍による店舗の選択と集中を進めるため。同社はオンライン事業のサービスを充実させるほか、今後の店舗の在り方として、物を売ることからクリエイターのブランド価値を高める表現の場へ転換してアフターロコナに備えるとしている。
「とらのあな札幌店」に隣接していた「モスバーガー南2条西1丁目店」も、今年3月末に閉店している。モスの店舗は、別名「オタモス」とも呼ばれ「とらのあな」の常連客が集まる店としても知られていた。かつて西2丁目線沿いには、こうしたオタク向け店舗が多かったが、「とらのあな」閉店は、コロナ禍のオタク実店舗のこれからを示している。