日本マクドナルドホールディングス(HD、本社・東京都新宿区)の子会社、日本マクドナルド(同・同)が営業していた札幌市北区の「南新川店」(北23条西14丁目6ー1)が建て替えのため閉店して3ヵ月、建物は解体され間もなく新しい店舗の建設が始まる。(写真は、更地になったマクドナルド南新川店跡地)
「マクドナルド南新川店」は、宮の森・北24条通と新川通の交差点の東北角にあり、店内座席113席、駐車台数60台、ドライブスルー併設店舗だった。今年2月末に閉店、その後建物は解体され、現在は写真のように更地になっている。跡地では地盤の基礎工事が進められている段階で、間もなく着工し、予定では9月開店となっている。
新店舗は、以前の店舗に比べて大型化される見通しで、調理能力を拡充、コロナ禍で需要が堅調に伸びているドライブスルーも従来の1レーンから2レーンになる可能性がある。ドライブスルーの需要は根強く、チラシ配布後の休日昼時間帯ではレーンに入ることができず、道路に車の行列ができる場合もある。このため、マクドナルドは首都圏などで2レーン化しており、今後の建て替え店舗は2レーン化が標準となりそう。
全国のマクドナルドの2021年4月の月次売上高は、全店が前年同月比10・0%増、既存店は同9・2%増とコロナ禍でも順調に伸びている。客数は昨年がコロナの感染拡大の影響もあって大きく落ち込んだため、今年4月はその反動もあって同20・9%増となったが、客単価は同9・7%減少した。