コナミホールディングス(HD、本社・東京都中央区)のスポーツ事業を展開する子会社、コナミスポーツ(本社・東京都品川区)は、「コナミスポーツクラブ」など全国16施設の営業を5月31日(月)で終了する。北海道では札幌市内の「大谷地」(厚別区大谷地東3丁目3ー20、キャポ大谷地1階)が対象で、これにより道内の「コナミスポーツクラブ」は5施設になる。(写真は、5月31日で営業を終了する「コナミスポーツクラブ大谷地」)

 コナミHDの2021年3月期第3四半期(20年4月~12月)決算によると、コナミスポーツの売上高は259億円で前年同期間比43・9%減とコロナ禍の影響を大きく受けた。事業利益は、前年同期の22億円から15億円の赤字。21年2月28日には、「コナミスポーツクラブ白石」(札幌市白石区南郷通1丁目北2ー1)を含めて千葉県や東京都、大阪府など全国9施設の営業を終了したが、このほどさらに道内の「大谷地」を含む1都1道1府8県の16施設を追加閉鎖することになった。
 
 コナミスポーツでは、人件費の削減、不採算店舗閉鎖による固定費削減を進めてコスト構造を変革。地方自治体や法人のスポーツ施設運営受託、運動指導サービスの拡大のほか、コロナ禍で注目されているオンラインフィットネス、ウォーキング・ランニングを活用した施設外サービスの導入などによって収益構造の転換を進める。
 
 北海道では、18年2月28日に「西岡」(札幌市豊平区)、19年2月28日に「小樽」(小樽市、ウイングベイ小樽内)の営業も終了しており、今年に入って「白石」に続く「大谷地」の閉鎖によって、存続施設は「新札幌」(札幌市厚別区)、「もいわ」(同市中央区)、「札幌」(同、タイムズ札幌ステーション札幌駅前ビル内)、「札幌円山」(同、マルヤマクラス内)の札幌市内4施設、「旭川」(旭川市)1施設の計5施設になる。



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