「串鳥」、41年目の新本店「中央本店」で反転攻勢のリズム構築

経済総合

 映画館運営などの東京テアトル(本社・東京都新宿区)グループの札幌開発(同・札幌市中央区)が、3月24日(水)に焼鳥居酒屋「串鳥」の新本店となる「中央本店」をオープンさせる。コロナ禍で旧本店を含む3店舗を閉店・集約、新しい「串鳥」の顔で反転攻勢のリズムをつくっていく。(写真は、3月24日にオープンする「串鳥・中央本店」)

「串鳥」の「本店」(札幌市中央区南4条西3丁目、ススキノビル地下2階)は、1980年1月に札幌開発が開店させた1号店で、地下鉄すすきの駅直結の22席の店舗。いかにも「本店」らしい昭和感が漂うひなびた店舗だが、コロナ禍がこの本店を直撃した。感染拡大防止のため客席を間引いたり、時短営業を続けたりしたため売り上げが減少。
 
 同社は、こうした状況を打破しようと店舗再編による収益基盤の再構築を図るため、創業41年の1号店だった「本店」と近隣の「南4条店」(南4条西3丁目、八の字ビル1階、28席)、「中央店」(南3条西2丁目、78席)を閉店、新たに「中央本店」(南4条西2丁目、南4西2ビル1階)をオープンさせることになった。
 既に「南4条店」は3月13日に、「本店」と「中央店」は3月20日に営業を終了した。新本店となる「中央本店」は、3月24日・25日(木)の2日間、オープニングセールとしてドリンク半額セールを実施する。札幌開発は41年目の本店移転を、反転攻勢の起爆剤にする。
 
「中央本店」は、テナントビル運営のダイエー開発(本社・札幌市中央区)が所有する国道36号線沿いにあるビルの1階。ここには、20年3月14日で閉店した「ダイコクドラッグ豊水すすきの駅前店」が入っていた。

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