炭焼ステーキ「ビーフインパクト」を展開する大東エンタープライズ(本社・札幌市中央区)が、4月下旬に帯広に進出する。コロナ禍で閉店が続いた同社だったが、ウィズコロナ時代を見据えて出店モードに切り替える。
(写真は、「ビーフインパクト・狸小路店」=上と4月下旬に出店する「ビーフインパクト・帯広店」の建物)
出店場所は、帯広市稲田町南9線西9ー1で、日本甜菜製糖・帯広製糖所跡地を活用した商業施設の敷地内にある路面店跡。周囲は、イトーヨーカドー帯広店やDCMホーマック稲田店、ニトリ帯広稲田店などが集積している。実は、この路面店は、「いきなり!ステーキ」の「フレスポ稲田店」が入っていた店舗。「いきなり!ステーキ」は、2018年8月に新規出店したが、出店政策のミスマッチとコロナ禍による影響で20年7月に閉店、その後は空き店舗状態だった。
一方の、「ビーフインパクト」も積極出店の最中にコロナウイルスの感染拡大による外出自粛や時短営業が重くのしかかった。このため、「江別店」(江別市)は、リニューアル休業中に営業を再開せず閉店、「イオンモール苫小牧店」も開店から2年を待たず20年4月に閉店した。コロナ禍から1年が経過、大東エンタープライズは19年11月の「白石中央店」(札幌市白石区、セイコーマート店舗跡に居抜き出店)以来、1年半ぶりに出店を再開する。
「ビーフインパクト」は、厳選した牛肉を炭火で焼き上げた厚切りステーキの専門店で自家製ソースが特徴。カレーやハンバーグも提供している。現在は、札幌市内に7店舗、千歳市、登別市、函館市、旭川市のほか千葉県松戸市に各1店舗の計12店舗を直営・FC(フランチャイズ)展開している。