今年が開業50周年の「さっぽろ地下街」で、2月末にクローズする店とオープンする店が交錯する。コロナ禍による購買動向の変化が店舗の新陳代謝を促し、地下街の顔が変化している。(写真は、2月26日にオープンする「富澤商店さっぽろ地下街ポールタウン店」の出店場所)
「さっぽろ地下街ポールタウン」で、2月にクローズするのは、ジオン商事(本社・大阪市西区)の雑貨・ファッションブランド「スリーフォータイム札幌地下街ポールタウン店」とユナイテッドアローズ(同・東京都港区)のビジネスパーソン向けファッションブランド「ワークトリップ アウトフィッツ グリーンレーベル リラクシング札幌ポールタウン店」。「スリーフォータイム」は、17日(水)、「ワークトリップ」は28日(日)で営業を終了する。
替わってオープンするのは、「富沢商店さっぽろ地下街ポールタウン店」。富澤商店は、製菓・製パン材料の専門販売店で全国に70店舗以上を展開している。26日(金)に狸小路商店街を結ぶエレベータホール近くに店舗を構え、製菓・製パン材料に加えて和食材や洋食材などを幅広くラインナップする。「札幌ステラプレイス店」(札幌ステラプレイス4階)に続く道内2店舗目。
地下街ポールタウンでは、20年8月31日に「味の時計台地下街ポールタウン店」がクローズし、その跡に建築デザイン事務所、アトリエテンマ(札幌市中央区)が展開する「椿さんどポールタウン店」が12月1日にオープンしている。コロナ禍によって人々の購買行動や外出目的が様変わり、「さっぽろ地下街」を彩る店舗の顔も時々刻々と変化している。