恵庭開発が旧札幌ロイヤルホテルの一部敷地をフナコシヤに売却、地上14階建てマンション建設

経済総合

恵庭開発は、所有している旧札幌ロイヤルホテル敷地(札幌市中央区南7条東2丁目)の一部を6月末に不動産業のフナコシヤに売却した。フナコシヤは地上14階建てのマンションを2棟建設する。戸数は78戸。8月後半から建設工事に入る。(写真は、フナコシヤに売却した駐車場)
 
 恵庭開発は、2007年11月に札幌ロイヤルホテルと札幌センチュリーロイヤルホテルを運営していた札幌国際観光の全株式を取得した。ロイヤルホテルは休業中で再開を目指したものの、設備の老朽化で多額のリニューアル投資が必要だったため再開を断念、1年前には建物を取り壊して駐車場として利用していた。
 
 今回、フナコシヤに売却したのは駐車場の東側部分で、敷地面積は約1700㎡。売却額は明らかにしていないが数億円と見られる。
 
 フナコシヤは、この土地に地上14階建てのマンションを2棟建設、「CV札幌ウォーターフロント」の名称で分譲する。
 
 恵庭開発は、残りの約5000㎡は引き続き「コスモスパーキング南7東1」駐車場として活用していく考え。同駐車場は、終日50分100円と割安でススキノにも近いことから利用客が多い。また、6月末から来年11月末まで、同駐車場の一部を札幌南税務署仮庁舎(札幌市中央区南7条西1丁目、第3弘安ビル内)の専用駐車場としていることもあって年間で7000万円程度の収入が見込めるという。
 
 なお、札幌センチュリーロイヤルホテルの運営権は既にマルセンクリーニング(釧路市)に売却している。

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