「トモエ」ブランドの味噌、醤油で知られる福山醸造(本社・札幌市東区)は1日、臨時株主総会を開き福山耕司氏(67)の社長就任と福山眞司社長(64)の退任を決め、同日付で実施した。耕司氏はほぼ6年ぶりに社長に復帰した。(写真は、福山醸造の本社屋)

 福山醸造は、明治24年(1891年)創業の老舗味噌、醤油メーカー。福山耕司氏は、2001年2月に社長に就任したが、15年6月に弟で福山醸造の筆頭株主である福山倉庫(本社・札幌市中央区)の社長を務める福山眞司氏が、兼務で福山醸造の社長にも就任した。耕司氏はその際に、福山醸造取締役も退任、福山倉庫取締役を務めていた。

 福山醸造は1日開催の臨時株主総会とその後の取締役会で耕司氏の社長就任を決定、子会社の北海道醤油(札幌市東区)、北海道味噌(旭川市)の社長も兼務することになった。

 道内の味噌、醤油業界は、福山醸造と岩田醸造(本社・札幌市中央区)の2社が大手。福山醸造は道内だけでなく本州方面にも商品供給している。
※2021年2月2日記事一部修正しました。
 


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