オカモトホールディングス(本社・帯広市)のグループ会社、ウェルネスフロンティア(同・東京都墨田区)は1月31日(日)に全国で展開している「JOYFIT24」を中心に46店舗の営業を終了する。全国展開している320店舗の15%にあたる。一方で、「FIT365」は昨年23店舗出店しており、24時間フィットネスジムのブランド戦略を深化させている。(写真は、1月31日に営業を終了する「JOYFIT24札幌駅北口ANNEX」)

 ウェルネスフロンティアは、一般的なスポーツクラブの「JOYFIT」、マシンジムに特化した24時間営業のフィットネスジム「JOYFIT24」、女性専用ヨガスタジオの「JOYFIT YOGA」、EMS(筋電気刺激)スーツを着用して体を動かす最先端トレーニング専門のパーソナルジム「JOYFIT+」の4タイプを全国展開している。

 そのうち、今回の営業終了対象になるのは本格的スポーツクラブの「JOTFIT」以外の3タイプで、最も閉店店舗数が多いのが「JOYFIT」の39店舗。続いて、「JOYFIT YOGA」5店舗、「JOYFIT+」2店舗となっている。

 北海道で営業を終了するのは、全28店舗のうち「JOYFIT24」の「札幌川沿」、「札幌駅北口ANNEX」、「札幌山の手」、「音更」の4店舗と「JOYFIT+」の「札幌琴似」1店舗。「音更」(河東郡音更町木野大通西15丁目1ー7)は、13年12月に旧「ホーマック音更店」跡で開業、「札幌川沿店」(西区川沿1条1丁目3ー58、第2藤川ビル)は14年11月、「札幌山の手」(西区山の手2条7丁目2ー15)は18年5月、「札幌駅北口ANNEX」(北区北6条西1丁目4ー2、ファーストプラザビル1階)は18年7月、「札幌琴似」(西区琴似2条3丁目1ー7、Dプランニングビル)は19年7月にそれぞれ開業した。

 同社はこれら46店舗の営業終了を昨年10月30日に開示しており、会員への影響を考慮して時間的余裕をもって対応した。同社は一方で、別ブランドの24時間、365日営業のフィットネスジム「FIT365」の積極出店を続けており、昨年1年間だけでも全国に23店舗出店。北海道でも店舗数を増やし11店舗になっている。「JOYFIT」とは別ブランドの出店を強化することで新たな客層を掘り起こす狙いがありそうだ。


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