ゲームセンターやカラオケルームなどアミューズメント施設「キャッツアイ」を北海道や関東で展開している北東商事(本社・札幌市手稲区)は、個室型フィットネスジム「Fitness Labo. B」を27日(水)に開業する。新規事業として取り組むもので、密を避ける個室タイプのフィットネスジムとしてウィズコロナ時代の健康志向に対応する。
(写真は、「Fitness Labo. B」の個室空間=北東商事提供)
「Fitness Labo. B」は、「キャッツアイ栄通店」(札幌市白石区栄通19丁目11-43)の2階に開設。以前は、カラオケボックスとして利用していたが同ボックスを1階に集約。余剰となった約660㎡のスペースをフィットネスボックスに転用した。
個室は、男性16室、女性12室のほかパーソナルトレーナーが付く2室、タンニング(日焼け)ルームと可視光線を浴びることでコラーゲンの生成を促すコラーゲンルームの計32室からなる。広さは12㎡から。筋力トレーニング用のマルチマシン、ランニングマシンを備えた個室やエアロバイク、パワーラックなどを備えた部屋もあり、初心者から中・上級者まで利用可能。
各部屋には72インチの大型モニターを設置、テレビのほかスマートフォンの画像や動画を映すこともできる。また、ホノルルマラソンや東京マラソンのコースを走っているようなVR(バーチャルリアリテイ)を体験できる部屋も用意する。シャワー付きの個室があるほか、共用のシャワーブースも設置している。
オープン前の25日(月)から会員の募集を始める。料金は月額7980円(税別)からで、1日2時間まで自由に使える。24時間営業。顔認証と検温ができるシステムを採用、非接触で入室でき個室のため感染リスクも小さく、誰にも見られない安心感もアピールする。
髙橋徹社長(39)は、「Laboと名付けたように利用者の意見などを聞いてフィットネスジムの新しい提案をしていきたい」と話しており、外部インストラクターに各部屋を貸し出すことなども想定している。同社では、フィットネス事業で3年後に年商5億円以上を見込む。
(写真は、「Fitness Labo. B」の出入り口=北東商事提供)