札幌市内で閉店したパチンコホール、跡地利用いろいろ

経済総合

 札幌市内で閉店したパチンコホール2店舗の解体工事が終了、「マンション」や「駐車場」などに向けた跡地利用が進み始めている。この2店舗は、いずれも太陽グループ(本社・札幌市中央区)が展開していたパチンコホール。街の風景が変わり始めた。(写真は、月極駐車場として利用が始まる「パチンコパーラー太陽モイワ店」跡地)

 解体を終えたのは、「パーラー太陽モイワ店」(中央区南22条西10丁目1ー21)と「パーラー太陽宮の沢店」(西区宮の沢1条3丁目8ー33)。「モイワ店」は、石山通と白石藻岩通の交差点南東角にあり、市電石山通電停の前にあったパチンコホール。このパチンコ店は独立した建物の理容室と一体化したような店舗で、2020年2月2日に同店が閉店後も理容室は営業を続けていた。しかし、パチンコ店の解体が進むと同時に敷地内の端に新しい理容室の建設が進み始めた。更地になった頃、その理容室はオープンして旧理容店は解体され、現在はほぼ長方形の約600坪のまとまった更地が出現している。太陽グループは、ここに『月極駐車場』の看板を掲げ跡地利用を始める。
 
「宮の沢店」はコロナ休業に入った20年4月22日以降、営業再開をせずに5月17日で閉店した。立地場所は、札幌新道と二十四軒手稲通の交差点南西角で、地下鉄宮の沢駅からはすぐの好立地。解体は7月末に終了、現在は更地になっており、ここにはクリーンリバー(本社・札幌市西区)が分譲マンションを計画している。
 
 閉店したパチンコホールの跡地利用は様々だが、比較的目立つ場所にあったため新たな利用で街の風景は着実に変わり始めている。

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