コロナ禍で客数減少、「ディノス旭川」ボウリングフロア閉鎖

経済総合

 スガイディノス(本社・札幌市中央区)は、「ディノス旭川」(旭川市大雪通5丁目)の2階で展開しているボウリングフロアを9月13日(日)で閉鎖する。新型コロナウイルスにより来店客が減少、採算悪化により閉鎖を決めた。(写真は、ボウリングのピンが目印の「ディノス旭川」)

「ディノス旭川」は、スガイディノスが建物を賃借して2003年5月にオープンさせたアミューズメント施設。1階はゲームフロア、2階がボウリングフロア、3階がシネマフロアとなっている。当初は好調だったが、07年3月にラウンドワン(本社・大阪市中央区)が展開する「ラウンドワンスタジアム旭川」(永山3条1丁目)がオープンすると、若者層を中心としたボウリング客が流出。
 以降、「ディノス旭川」のボウリングフロアは採算が厳しい状況に陥っていた。中高年齢層や公的機関の団体利用が多かったため、コロナの影響が大きく来店客の戻りも弱いため回復は見込めないと判断、ボウリングフロアの閉鎖を決めた。ゲームフロア、シネマフロアの営業は続ける。
 
 ボウリングフロアの閉鎖について、同社の三浦尚久社長は、「採算が向上する可能性が低く閉鎖して違う選択肢を探ることにした」と述べ、「自前で展開できる事業を模索するほか、ゲームフロアを2階に移して1階に集客の見込める店舗をリーシングすることも検討したい」と話している。

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