苫小牧市に北海道初の「災害対応型コインランドリー」、北海道エア・ウォーターがFC出店

経済総合

 北海道エア・ウォーター(本社・札幌市中央区)は、親会社エア・ウォーター(同・大阪市中央区)が今年1月にコインランドリー事業を展開するジーアイビー(同・名古屋市中区)とフランチャイズ契約したことに伴い、苫小牧市にジーアイビーのFC(フランチャイズ)店舗「ブルースカイランドリーと苫小牧店」を29日にオープンさせた。(写真は、「災害対応型コインランドリー」道内1号店となる「ブルースカイランドリー苫小牧店」)

 共働き世帯や働く高齢者の増加などで家事の時短ニースが高まっていることや、アレルギー疾患対策として布団クリーニング需要が増加しているためコインランドリー市場が拡大している。店舗は現在、全国で約2万店、市場規模は1000億円を超えておりさらに拡大が見込まれている。

 コインランドリーではLPガスを多用することから北海道・東北を中心に、全国約25万軒にLPガスや灯油を「ハローガス」として展開しているエア・ウォーターはジーアイビーと提携、今年1月31日に1号店となる「ブルースカイランドリー宇都宮平出店」(栃木県宇都宮市)を出店した。

 エア・ウォーターがFC展開するコインランドリーは、災害対応型で、「標準仕様」として3日分のLPガスを貯蔵できるLPガスタンク、ポータブル発電機や蓄電池、外部発電機への接続が可能な設備を完備している。災害発生時には携帯電話などの充電と店舗照明の電源が確保でき、移動電源車や可搬型発電機からの電力供給により停電時でも洗濯機、乾燥機が利用できる。
 さらに、LPガス使用の発電機、空調機を完備した「中・長期災害対応仕様」、貯水槽、炊き出し、シャワーの利用ができる「災害拠点仕様」も用意している。

 北海道エア・ウォーターの1号店で、「ブルースカイランドリー」としても北海道初進出となる「苫小牧店」は、ときわ町5丁目18ー21の環状線沿いにオープン。「中・長期災害対応仕様」、「災害拠点仕様」も備えた店舗となっている。店舗にはプロ仕様の大型機器を設置しているため、週末のまとめ洗いや衣替え向けに使えるほか、スニーカーランドリーも導入している。
 北海道エア・ウォーターは、今後道内各地でこの「災害対応型コインランドリー」をFC出店していく考え。

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