エア・ウォーター物流(本社・札幌市豊平区)は、苫小牧市ウトナイ北8丁目952で「苫小牧物流センター」の建設を始めた。北海道と本州を結ぶフェリー航路の主要発着地である苫小牧市に新たな物流センターを建設することで、同地域にある複数の車両基地や外部倉庫の機能を集約、事業運営の効率化を図る。(写真は、「苫小牧物流センター」の建設予定地)

 エア・ウォーター物流は、エア・ウォーター(本社・大阪市中央区)の子会社としてグループ内の高圧ガス輸送のほか、一般貨物輸送、低温輸送技術を生かした食品物流など幅広い事業を展開している。一般貨物輸送では、北海道を中核の事業エリアとして、全国の拠点を結ぶ輸送ネットワークを構築、北海道と本州を結ぶ海上輸送を利用した往復輸送(シャーシ輸送)では、幅広い貨物の取り扱い実績を持っている。

 同社は、2019年12月に、茨城県大洗町の大洗港に近接して「北関東物流センター」を稼働させている。今回、苫小牧市内に新たな物流センターを建設することで、北海道と本州を結ぶフェリー航路の中で圧倒的な貨物量がある苫小牧~大洗間のシャーシ輸送で、貨物取扱量の拡大とシャーシ発着本数のバランスを図り、輸送効率化を進めることにした。

 新しい物流センターでは、道内各地から集荷した貨物を保管、行き先に応じて小・中ロット貨物の積み合わせを行う機能も担い、同一航路でシャーシの積載率を高め、競争力のある物流サービスを展開することが可能になる。敷地面積は約1万5000坪(約4万9000㎡)、倉庫棟は鉄骨造平屋建て、延べ床面積は約2000坪(約6600㎡)、給油所、車両整備場、車庫なども併設する。投資額は土地代込みで約28億円。建物の設計、監理は五洋建設(本社・東京都文京区)札幌支店(札幌市中央区)一級建築事務所、施工は五洋建設札幌支店。21年5月から稼働を始める。


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