「ステーキより焼肉」ーー札幌など北海道の飲食店チェーンのジャンルで焼肉店の開店が増えている。ステーキ店の閉店が続いているのとは対照的だ。コロナ禍による新しい生活様式の下ではこの傾向がさらに強まるかもしれない。(写真は、8月6日の移転新築オープンに向けて建設が進んでいる「炭火焼肉ときん・百合が原店」)

 7月13日に新規開店した焼肉店は、「焼肉きんぐ・札幌新琴似店」(札幌市北区新琴似8条11丁目2ー1)。この店舗は、青山商事(本社・広島県福山市)の100%出資子会社、glob(同・同)が展開するフランチャイズ(FC)店舗で、globの道内店舗としては「札幌東苗穂店」(札幌市東区)、「旭川永山店」(旭川市)に続く3店舗目(他のフランチャイジー店舗も含めると道内5店舗目)。
 
 さらに8月6日に移転オープンするのは、「炭火焼肉ときん・百合が原店」(札幌市東区北51条東15丁目3ー5)。ライズコーポレーション(本社・札幌市東区)の店舗で、2010年12月に開店したが、このほど隣接地で営業していた甘味処「太郎茶屋鎌倉・百合が原店」の跡地に新店舗を移転オープンさせる。店舗の建築主は、山屋(札幌市東区)、設計はエム・アンド・オー(同市西区)、施工はアシスト企画(同市北区)。

 こうした焼肉店の活況の一方でステーキチェーン店の閉店が際立つ。元々、不採算店舗が多く、コロナ禍が引き金となったのが「ステーキ宮」と「いきなり!ステーキ」。「ステーキ宮」は全13店舗を段階的に閉店、残り2店舗を7月26日で閉店して北海道から撤退。「いきなり!ステーキ」も全16店を段階的に閉店し、現在は8店舗になっている。
 道内資本の「ビーフインパクト」もリニューアル休業中だった「江別店」(江別市)を再開断念して閉店、5月末には「イオンモール苫小牧店」(苫小牧市)も閉店するなどしている。
 コロナ下で進行している北海道の焼き肉店とステーキ店の対照的な店舗動向は、消費者の外食スタイルの変化を映し出しているようだ。



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