飲食店やホテルなど業務用の青果物卸販売を手掛けている水戸青果(札幌市中央区)は、ススキノに従来のイメージを一新した青果店「ワタシノマルシェ」を開店した。札幌観光大使で健康食育マスターの長岡未来(みく)さんのプロデュースによるもので、フランスの田舎にあるようなマルシェをイメージ、若い女性を惹きつけるとともに飲食店需要にも応える。(写真は、水戸康人代表取締役と長岡未来さん。「ワタシノマルシェ」店内で)

「ワタシノマルシェ」は、札幌市中央区南4条西2丁目2ー4、レコルト札幌の1階に16日オープンした。コロナ禍で休業状態だったドラゴン・アローグループ(札幌市中央区)の飲食店を利用、2ヵ月間限定で営業する。「ススキノラフィラ」の閉店でこの地区にスーパーがなくなり、青果を求める声がススキノの飲食店などで強くなったことを受けて出店したもので、ススキノのイメージを勘案して華やかさのある内装を取り入れ女性の来店も促す。

 売り場は、一般的な八百屋と違い、青果の持つカラフルな色が映えるような陳列と照明を使用、お洒落な非日常空間を演出している。籠を使って楽しみながら買い物ができるような工夫もしている。

 販売しているキャベツや大根、ナス、ニンジン、パプリカ、オレンジ、バナナなどは水戸青果がその日に札幌卸売市場から仕入れたものを揃えており、新鮮さは折り紙付き。また、価格も抑えて飲食店の実需に対応できるようにしている。月商目標は400万円。青果販売のほか、イートインスペースもあるためアイスなども提供する。営業時間は午前10時から午後8時。

 水戸青果では、この期間限定店舗の運営を通じてノウハウを蓄積、ススキノや大通、駅前で10店舗程度の多店舗展開を視野に入れている。水戸康人代表取締役は、「新たな店舗形態にチャレンジすることで青果店の可能性を探っていきたい」と話している。また、店舗をプロデュースした長岡さんは、「女性目線の非日常空間づくりを意識しました。楽しい空間でひと時を過ごしてほしい」と話す。なお、長岡さんは飲食店などのプロデュースを手掛けているが青果店は初めて。


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