外食事業のジー・テイスト(本社・名古屋市北区)の子会社、クック・オペレーション(同・同)は、6日に「平禄寿司 札幌白石菊水元町店」を閉店した。コロナ禍による客数減少などが影響した。(写真は、6日に閉店した「平禄寿司 札幌白石菊水元町店」)
「平禄寿司 札幌白石菊水元町店」(札幌市白石区菊水元町6条1丁目9ー7)は、環状通と南7条米里通の交差点北西角の一角にあった回転寿司の店舗。同じ敷地内には、定食屋ジンベイの「菊水元町店」がある。
クック・オペレーションは累積損失が35億円近くあり債務超過が続き、これまでも不採算店舗の閉鎖を行ってきた。今回、6月6日に「平禄寿司 札幌白石菊水元町店」のほか「仙台泉中山店」(仙台市泉区)、「山形寒河江店」(山形県寒河江市)を閉店。その上で、7月1日にジー・テイストに事業を承継、クック・オペレーションは解散する。
「平禄寿司 札幌白石菊水元町店」の閉店によって、「平禄寿司」の道内店舗は、「札幌厚別サンピアザ店」(札幌市厚別区)、「北海道イオンモール旭川西店」(旭川市)、「北海道イオンモール苫小牧店」(苫小牧市)の3店舗になる。路面店だった「札幌白石菊水元町店」の閉店で、道内はショッピングセンター内の店舗のみになった。
なお、環状通を挟んだ菊水元町5条1丁目には昨年9月30日に閉店したステーキ・ハンバーグのファミリーダイニング、「カウボーイ家族 菊水元町店」がほぼそのままの姿で残っている。今回の「平禄寿司」の閉店で、外食店舗の空き店舗が集中するゾーンになりそうだ。
(写真は、2019年9月30日で閉店した「カウボーイ家族 菊水元町店」。現在もそのままに近い姿で残っている)