新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、中和石油(本社・札幌市中央区)は次亜塩素酸水を使用した消毒作業のオフィス、店舗向けへの提供を開始した。これまではホテルやマンションなどの空室清掃の際に消臭、除菌のためにサービスを提供していたが一般オフィス、事務所、店舗向けにも広げる。(写真は、中和石油本社)

 次亜塩素酸水は広範囲に散布しても除菌力があり、次亜塩素酸水ナトリウムの約80倍の除菌速度がある。以前からノロウイルスやインフルエンザには有効性が認められていた。人体に影響がなく消毒後も安心して過ごせる。

 この次亜塩素酸水の原液濃度は200PPMで、用途に合わせて濃度を調節して使用する。原液は嘔吐物の消毒・消臭、トイレの除菌・消臭、生ゴミ・ゴミ箱の悪臭対策などに、2~4倍の希釈液はノロウイルスやインフルエンザ予防、床、壁、ドアノブの拭き掃除などに、5~10倍の希釈液は厨房やロビー、施設全体の除菌・消臭などに利用する。弱酸性で手肌に優しく吸い込んでも安全。加湿器や噴霧器でミスト状にして噴霧したり、水回りの散布も可能。

 中和石油ビルメンテナンス事業部では、消毒とドアノブ・手摺りの拭き上げ作業約1時間で20㎡1回2万円から、20~50㎡1回3万円から、50㎡以上は1回4万円から提供する。別途出張料金5000円が必要。価格はいずれも税別。詳細は、http://www.chuwa.ne.jp/laclea/index.html


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