サンドイッチ「サブウェイ」の北海道の店舗が減少している。3月16日にはJR札幌駅地下の「札幌アピア店」(中央区)が閉店、それによって北海道は札幌市内の2店舗のみになる。(写真は、2月29日に閉店した「サブウェイ イオン帯広店」)
「サブウェイ」は、アメリカ本社の世界最大の飲食チェーン。日本には1992年に初進出、現在は日本サブウェイ合同会社(本社・東京都品川区)がフランチャイザーになって全国FC展開をしている。ただ、5~6年前から店舗閉鎖が始まり2014年には全国約480店舗があったが、現在は約270店舗に減った。
パンや野菜、ドレッシングを自由に組み合わせることができる長楕円形のサンドイッチが特徴でファンも多い一方で価格面や注文の難しさ、調理時間の長さなどを敬遠する客もいて、集客がなかなか増えないのが店舗減少の原因。
北海道でも17年ころから撤退モードになり、「アリオ店」(札幌市東区)や「ラソラ店」(同市白石区)、「狸小路店」や「日本生命札幌ビル店」(いずれも中央区)が19年にかけて相次いで閉店、旭川にあった2店舗も19年夏に閉店した。
さらに今年に入って2月29日に「イオン帯広店」(帯広市)1階にあった店舗が閉店、3月16日には「札幌アピア店」も閉店する。残る店舗は札幌市内の「東光ストアあいの里店」(北区)、「大通ル・トロワ店」(中央区)、それに「札幌ドーム店」(豊平区)の3店舗。ただ、「札幌ドーム店」はイベント開催時のみで常時営業しているのは2店舗になる。まだまだたくさんあると思っていた「サブウェイ」、気が付けば北海道では希少価値になってしまった。