札幌市中央区南3条西1丁目のディノス札幌中央ビル5階で営業している「カラオケまねきねこディノス札幌中央店」が13日で閉店し、同ビルのテナントがゼロになり解体、建て替えが進むものとみられる。(写真は、「カラオケまねきねこディノス札幌中央店が入っているディノス札幌中央ビル」)

 ディノス札幌中央ビルは、1968年10月に竣工。地下2階、地上8階建て。スガイディノスの前身、須貝興行が札幌須貝ビルとして建設したもので当初は自社ビルだった。スガイディノスはその後、ゲオやRIZAPのグループに入るなどしたが、2018年末には北海道SOキャピタルが全株を取得、地場独立系企業として再スタートを切った。

 こうした変遷の過程で自社ビルを売却、同ビルで展開していたゲームセンターやボウリング場、映画館は契約満了に伴い19年6月2日に閉店した。また、地下2階に入っていたプライベートジムの「RIZAP札幌スガイディノス店」も移転、地下1階の居酒屋「牡蠣喰家来かきくけこ すすきのディノス店」は19年8月31日に閉店していた。
 
 同ビル5階で最後まで営業していた「カラオケまねきねこ」が13日の営業をもって終了することで空きビルとなるため、同ビルの解体、建て替えが一気に加速する。「カラオケまねきねこ」は、東京証券取引所1部上場のコシダカホールディングス(前橋本社・群馬県前橋市、東京本社・東京都港区)の事業子会社コシダカ(同、同)が展開するカラオケ店で全国約530店舗を展開。札幌市内には「ディノス札幌中央店」を含め21店舗がある。



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