外食チェーン、コロワイド(本社・横浜市西区)のグループ会社アトム(同・名古屋市中区)は、全額出資子会社アトム北海道(同・同)が展開している「ステーキ宮」の「新道店」(札幌市東区)と「帯広白樺店」(帯広市)を1月20日(月)で閉店する。(写真は、1月20日で閉店する「ステーキ宮 新道店」)
「ステーキ宮」は、安全安心なステーキと自家製ハンバーグを創業の味である「宮のたれ」で提供しているステーキ、ハンバーグのレストラン全国チェーン。「宮」の名は発祥の地、栃木県宇都宮市の「宮」に由来するという。アトムは全国で約140店舗を展開している。
アトム北海道は、2014年2月20日に「新道店」(北30条東20丁目3ー3)を海鮮和食の個室レストラン「ときわ新道店」跡に出店した。「ステーキ宮」としては13年ぶりの北海道再上陸だった。その後、アトム北海道は北海道で「ステーキ宮」を居抜き出店や新設出店し、ピーク時は13店舗まで増やした。
しかし、人手不足や競争激化で不採算店が拡大、20年3月期に入ってからは全国で不採算店舗の閉鎖を進め、19年4~9月で「ステーキ宮」6店舗を含む8店舗を閉鎖している。
こうした流れの中、北海道でも不採算店舗の閉鎖が決まり、再上陸1号店だった「新道店」は6年を待たずに閉店することになった。また、「帯広白樺店」(白樺16条西1丁目1)は、同じく14年の10月16日にオープンした新設店舗だったが、こちらも閉店する。既に17年7月31日には「清田店」も閉店しており、道内の店舗数は札幌市内4店舗(厚別店、西岡店、手稲店、南郷通店)のほか苫小牧、恵庭、旭川、釧路、北見の各市に1店舗になる。