札幌証券取引所は2019年最後の取引を終えた30日午後3時半から大納会を開いた。会員証券会社や上場企業の関係者ら約40人が参加、1年の取引が終了したことを祝した。(写真は、大納会を締めくくった参加者による三本締め=札証提供)
2019年の札証売買高は2億5110万2800株で昨年より7・1%減少。売買代金は852億7895万4000円で昨年より58・1%減少したが、5年連続で500億円以上を達成した。開設以来の歴代順位は、売買高が5位(1位は1995年の3億3601万9690株)、売買代金は14位(1位は1995年の3075億8249万1000円)だった。
市場別では、本則市場が売買高142万500株、売買代金20億8232万4900円、アンビシャス市場が売買高2億4968万2300株、売買代金は831億9662万9333円。
小池善明理事長は「今年は日本グランデがアンビシャスに上場、ファイバーゲートが本則への重複上場したほか、会員証券会社が2社増えて19社になり明るい年だった。当証券取引所の3月期決算も7年連続の黒字が出せると思う」と述べた。また、20年は札証開設70周年の節目になることから「それに恥じない立派な業績をあげたい」と締めくくった。