北海道でも「黒吉野家」が増加中、「12号線岩見沢店」も転換

経済総合

 北海道で「黒吉野家」が増えている。岩見沢市にある「吉野家12号線岩見沢店」(日の出町8ー20)も15日(金)から「黒吉野家」としてリニューアルオープン、道内23店舗のうち5店舗が「黒吉野家」に転換する。(写真は、15日にリニューアルオープンする「12号線岩見沢店」)

「吉野家」と言えばオレンジ色の看板が目印だったが、増えているのは「黒」の看板の「吉野家」。今年3月から吉野家(本社・東京都中央区)は全国でこの店舗を増やしており、ここ北海道でも増殖中。「黒吉野家」は、「キャッシュ&キャリー」の新しいスタイルの店舗で、定番人気メニューのほかにから揚げなどの店舗限定メニューも揃え、ケーキやドリンクバーも用意。カウンター席主体からテーブル席主体にしているのも特徴。
 
 従来の「料理の提供」から「食事空間の提供」にコンセプトを変えた店舗で、前払いセルフサービスのため店員の作業負担が減らせることも人手不足の中で吉野家にとってメリットがある。
 
 道内では現在、「札幌麻生店」(北区)、「12号線厚別東店」(厚別区)、「230号線藻岩店」(南区)、「函館神山店」(函館市)が「黒吉野家」だが、新たに「12号線岩見沢店」が加わる。同店は、10月7日からリニューアル工事のため閉店しており、15日午前10時にオープンして24時間営業に入る。吉野家は、今後5年間で国内約1200店のうち約500店を「黒吉野家」に転換する方針で、道内でも既存店の「黒吉野家」転換が10店舗程度まで進みそうだ。

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