「きのとやファーム」「もりもと本店」おしゃれな菓子店、年内に相次ぎ登場

経済総合

 北海道の人気菓子店「きのとや」(本店・札幌市白石区)と「もりもと」(同・千歳市)の新店舗が年内に登場する。きのとや3店舗目の路面店「きのとやファーム」は11月27日(水)に、創業70周年を記念した「もりもと本店」の建て替えオープンは12月9日(月)。いずれも人気菓子店らしいおしゃれな外観でそれぞれの街並みに彩を添えそうだ。
(写真は、11月27日にオープンする「きのとやファーム」)
(写真は、千歳駅前通りで建て替え中の「もりもと本店」)

「きのとやファーム」は、札幌清田1条4丁目89ー3の厚別・滝野公園通沿いに立地。既に建物は完成しており、現在は内装や機械搬入、敷地内の植栽が行われている。片流れ屋根の店舗と製菓工場の2棟からなり、茜柿(されがき)色の壁が落ち着いた雰囲気を醸し出している。2棟を繋ぐ屋根付きの回廊が庭園を散策しているようなメルヘンチックな風情を漂わせている。

 きのとやの路面店は、「白石本店」(白石区)、「琴似店」(西区)の2店舗で、「きのとやファーム」は札幌市東部の顧客を対象にした念願の3店舗目。洋菓子全般の品揃えとともに長沼昭夫会長が新規事業として、2018年11月に設立した「きのとやユートピアファーム」(新冠町大狩部養鶏事業部、日高町豊郷酪農事業部)の卵や牛乳など農産品を販売するコーナーも併設する。

 和・洋菓子とパンの製造販売、もりもとの新本店は創業の地であるJR千歳駅から続く千歳駅前通りに建設中。新本店のテーマは「森の中を散歩」で、建物は曲線を多く取り入れ、道路に面しては曲線のガラス張りとすることで道行く人の心を躍らせるような趣向となっている。店内は木漏れ日が差し込む明るく開放的な内部空間とし、「森の中を散歩」しているようなイメージで和菓子や洋菓子、パン、ケーキなどを買うことができる
 
 建物はほぼ完成しているが、現在は建物周辺の外構工事や植栽の仕上げに取り掛かっている状況。「きのとや」、「もりもと」といった北海道を代表する人気菓子店の新しい店舗は、今年の歳末をより賑やかに盛り上げそうだ。
(写真は、2棟を結ぶ屋根付きの回廊も整備された「きのとやファーム」)
(写真は、外構工事を進めている「もりもと本店」)

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