パンの「HOKUO」、MEGAドン・キホーテ苫小牧店に新店舗

経済総合

 焼き立てパンの「HOKUO」を展開する北欧STプラン(本社・札幌市西区)は、11月1日に「MEGAドン・キホーテ苫小牧店」(木場町1—6ー1)1階に店舗をオープンさせた。同社は札幌市内に3店舗を展開しているが、苫小牧への出店で同市内での「HOKUO」ブランド浸透を図る。(写真は、JR苫小牧駅北口にある「MEGAドン・キホーテ苫小牧店」)

 パンの北欧は、バブル期に札幌発の焼き立てパンブランドとして札幌市内はもとより、首都圏や関西圏にも現地の私鉄と合弁会社を設立して進出するなど積極的な出店で知られた。バブル崩壊後は過大投資で破綻、首都圏と関西圏の合弁は解消してそれぞれ自主路線を歩み、小田急電鉄は現在も「HOKUO」ブランドを展開、南海電鉄系企業のHOKUOブランドは2016年に他のブランドに切り替わっている。
 
 北欧STプランは、破綻した北欧(同・同)の一部事業を承継した企業で、札幌市内で昨年まで4店舗を展開していた。今年に入って札幌地下街ポールタウンの「札幌地下街店」と新さっぽろアークシティデュオ内の「新さっぽろデュオ店」を閉店したが、7月には「北36条店」(札幌市北区)をオープンさせていた。
 
 今回、苫小牧への出店が可能になったのは新たにパン専用工場を札幌市東区に設置したため。これまでは店舗内での製造で数量面の限界があった。「北欧MEGAドン・キホーテ苫小牧店」のオープンを記念して3日間は半額、通常時も3割引きで販売するとしている。北欧STプランの斉藤豪社長は「低価格で提供することによってより多くの人に食べていただきファンになってもらいたい」と話している。同社は現在、札幌市内で「北36条店」のほか「アピア店」(JR札幌駅地下街アピア内)、「JR手稲店」(JR手稲駅構内)の3店舗を展開しているが、近いうちに2店舗の出店を予定している。

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