札幌に高級食パン「銀座に志かわ」が登場する。11月初旬、西区琴似の琴似商店街の一角に出店する。札幌では高級食パン専門店の出店が相次いでいる。「に志かわ」は6ブランド目で、札幌はさながら高級食パンのショーウインドーの様相だ。(写真は、「銀座に志かわ」の出店場所)
銀座仁志川(本社・東京都中央区)が展開する「銀座に志かわ」は、2018年9月に東京銀座に1号店を出店。食パンを仕込む水をアルカリイオン水にしてカナダ産小麦粉を使用、はちみつや生クリーム、バターを配合することで独特の甘さを出している。『絹のようなしっとりした耳、淡雪のように口どけのほんのり甘い食パン』がキャッチコピーになっている。
19年から全国でフランチャイズ店舗を拡大、東京、名古屋、京都、大阪、神戸のほか東北、九州、沖縄など現在までに23店舗を出店しており、9月中にさらに4店舗がオープンする。
札幌の店舗は、帯広プロパン(帯広市)の子会社TOMOSTELAS(同)が運営。出店場所は、琴似2条3丁目1ー1の「CHEST OHI BLDG」1階。JR琴似駅と地下鉄琴似駅間の琴似栄町通西側にあたる。
札幌では高級食パン専門店の出店が続いている。17年9月に「乃が美はなれ札幌店」(中央区南2条西27丁目)が皮切りとなり、19年1月に「乃木坂な妻たち」(中央区北6条西16丁目)、同年3月には「ベーカリー・ワンカラット」(南区石山1条7丁目)、同年7月に「ル・ミトロン食パン」(中央区大通西24丁目)がオープンしており、9月中旬には「嵜本」(さきもと、中央区南13条西15丁目)が開店する。さらに「銀座に志かわ」の進出で2年足らずの間に一挙6ブランドが集結。札幌は高級食パンのショーウインドーと言えそうな状況だ。