「いきなり!ステーキ」4月は函館・北見に出店、既存店急ブレーキでも積極出店

経済総合

 厚切りビッグサイズのステーキを提供する「いきなり!ステーキ」が4月に北海道で2店舗を開店する。昨年11月の「イオンモール旭川西」(旭川市)への出店以来、5ヵ月ぶりの新規出店。2016年から全国で急速出店を続けてきた「いきなり!ステーキ」だが、昨年4月以降は客足が鈍り、既存店売り上げが前年割れを続けている。業績急ブレーキの中でも積極出店を続ける。(写真は「いきなり!ステーキ イオンモール旭川西店」)

 4月19日(金)に出店するのは、「函館桔梗店」(函館市桔梗町418ー114)。函館新道沿いの物販店舗が並ぶ一角で、空き店舗への居抜き出店。隣接して「イエローハット函館新道店」、「アベイル桔梗店」がある。

 函館市内の「いきなり!ステーキ」は、大和リース(本社・大阪市中央区)が運営するショッピングセンター「フレスポ函館戸倉店」(戸倉町130ー1)に次いで2店舗目。

 4月26日(金)に出店するのは「イオン北見店」(北見市北進町1丁目1ー1)。今年2月24日で閉店したカジュアルイタリアン「カプリチョーザ」跡への居抜き出店。北見市に初進出で、道内のイオン店舗内への出店は、「新さっぽろカテプリ」(札幌市厚別区)、「イオンモール札幌発寒」(同市西区)、「イオン釧路」(釧路市)、「イオンモール旭川西」に続いて5店舗目になる。

 4月の新規2店舗出店で、道内の「いきなり!ステーキ」店舗は、16年12月9日にオープンした1号店「新さっぽろカテプリ店」から2年5ヵ月で13店舗になる。ただ、全国的に「いきなり!ステーキ」の業績は低迷気味。昨年4月から既存店売上高は前年を割り込んでおり、19年2月度は既存店売上高が前年同月比75・1%、客数も同82・8%だった。そうした中での新規2店舗のオープンになるが、道内店舗の勢いは続くだろうか。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER