2019年北海道の100周年企業は「DCMホーマック」など84社

経済総合

 2019年に北海道内で創業100周年を迎える企業が84社であることが、帝国データバンク札幌支店の調べでわかった。同社の企業概要データベース「COSMOS2」(147万社収録)を基に抽出・分析したもの。(写真は、札幌市厚別区の「DCMホーマック」本社)

 100周年企業84社を業種別に見ると、小売業が18社(構成比21・4%)と最も多く、製造業14社(同16・7%)、卸売業13社(15・5%)、建設業12社(14・3%)と続く。

 具体的な企業・団体としては、「DCMホーマック」(本社・札幌市厚別区)、「ホクレン農業協同組合連合会」(本所・同市中央区)、「十勝毎日新聞社」(本社・帯広市)、「福司酒造」(同・釧路市)など。

「DCMホーマック」は、1919年(大正8年)8月、釧路市で石黒金物店を開業したのがルーツ。新潟県燕市出身の現石黒靖規社長の祖父、石黒信市郎氏は、1913年(大正2年)に釧路市のカネヨ進藤の帳場として入店した後独立したもので、当時の開業資金は24円、間口二間、奥行二間半の店だったという。

 100周年企業を地域別に見ると、石狩が24社(構成比28・6%)と最も多く、上川の15社(同17・9%)、後志9社(同10・7%)、オホーツク、空知、十勝がそれぞれ7社(同8・3%)と続いている。

 帝国データバンク札幌支店では、100周年以外の周年記念を迎える企業も調べており、150周年の「金森商船」(本社・函館市)、140周年の「輿石計量機」(同・札幌市豊平区)、130周年の「山竹竹山食品工業」(同・同市中央区)、120周年の「高砂酒造」(同・旭川市)、110周年の「鬼頭木材工業」(同・苫小牧市)などがある。

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