協和発酵キリン(本社・東京都千代田区)と北海道は9日、「生活習慣病対策の推進に関する連携協定」を締結した。道は生活習慣病対策推進のため今年度に連携協定制度を新設したが、今回が1社目の協定締結になる。(写真は、連携協定締結式。左から道の佐藤敏・保健福祉部長、協和発酵キリンの長廣秀也・札幌支店長)

 道内では、慢性腎臓病などにより人工透析治療を受けている人は約6000人で、新たに透析治療を始める人も年間700~800人いる。道では、こうした生活習慣病の発症や重症化を予防するため、「北海道医療計画」を策定、特定健康診査受診の普及啓発、医療連携体制の充実などの取り組みを行っている。

 一方、協和発酵キリンは、糖尿病、腎、がん、免疫疾患を中心とした領域で新薬を開発販売するなどグローバルに事業を展開。また、「CSV」(クリエーティング・シェアード・バリュー)活動の一環として地域医療の課題解決への取り組みも進めている。

 今回の協定締結により、循環器病や糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病の発症予防、再発・合併症など重症化予防などについてセミナーや各種イベントの開催、保健医療福祉関係者を対象にした講習会などに協働で取り組む。

 この日、道庁6階保健福祉部1号会議室で協定の締結式が行われた。道の佐藤敏・保健福祉部長は、「ノウハウやアイデアを提供していただきながら官民協働で生活習慣病対策を進めたい」と述べた。協和発酵キリンの長廣秀也・札幌支店長は、「各種イベントの開催協力、普及啓発媒体の配布を通じて道民の健康的な生活の実現に貢献したい」と話した。
 なお、協和発酵キリンは大阪府などともこうした連携協定を締結しているほか、市町村では札幌市とも協定を締結している。



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