北海道に1号店を出店してから約2年、「コメダ珈琲店」が30日(月)に7店舗目となる「新琴似一番通店」をオープンさせる。駐車場を広く取り郊外型のゆっくり過ごせる珈琲店がコンセプトの同店、札幌近郊で着実に市場を形作っている。(写真は、30日にオープンする「コメダ珈琲店新琴似一番通店」)
コメダ珈琲店は、名古屋市を本拠にする全国コーヒーチェーンで、親会社のコメダホールディングス(HD、本社・名古屋市東区)は東京証券取引所と名古屋証券取引所の1部に上場している。2018年2月期では国内外に805店舗を展開、売上高259億8400万円、純利益は49億500万円で17年2月期比8%の増収、8・8%の増益。
北海道に初上陸したのは2016年8月10日。この日札幌市内に「東札幌5条店」(白石区)をオープンさせた。その後、同年11月29日に「清田北野店」(清田区)、17年8月7日に「南34条石山通り店」(南区)、同年9月14日に「手稲前田店」(手稲区)、同年10月3日に「二十四軒店」(西区)、同年12月18日に「江別一番町店」(江別市)を次々とオープン。
「東札幌5条店」は直営店舗だが、「清田北野店」、「二十四軒店」は東海企画グループ(札幌市東区)、「南34条石山通り店」は飲食業などのアイックス(札幌市白石区)、「手稲前田店」は正和製菓(四日市市)、「江別一番町店」は事務用品販売会社の三好商会(札幌市中央区)がそれぞれフランチャイズ(FC)で展開している。
30日にオープンする「新琴似一番通店」は、東海企画グループが運営する店舗で、コメダ珈琲店の運営としては3店舗目になる。
コメダHDの18年2月期の既存店収入は、前期比97・7%で前年を切っているが、新店を含めた全店収入は同108・7%と好調。北海道を含めて継続的な新規出店を行っていく考えで、次は道南や道東、道北への展開となりそうだ。