札幌市中央区の狸小路商店街からパチンコ・パチスロホールが徐々に消えつつある。パチンコホールの経営は出玉規制などの影響を受けて厳しい経営環境に置かれており、同商店街にパチンコホールが存続できるかどうか注目される。20180607_102548(写真は、5月中旬に閉店した「メガガイア狸小路店」)

 同商店街から消えた最近のパチンコ・パチスロホールは、2015年4月の「イーエスオブイーグル」(狸小路5丁目南)、同年7月の「BIG大王狸小路店」(同北)、17年6月の「KEIZ狸小路店」(同4丁目北)の3店舗。

「イーエスオブイーグル」跡と「BIG大王狸小路店」跡はいずれもサッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)が展開するインバウンド向けドラッグストア「サツドラ」の店舗に切り替わった。また、「KEIZ狸小路店」跡には、やはりインバウンド向けに業績を伸ばしているドン・キホーテ(同・東京都目黒区)が「狸小路店」を出店した。

 今年に入ってもこの流れは続き、5月には「メガガイア狸小路店」(狸小路4丁目南)が閉店。そして、ここにはドン・キホーテが4月に閉店した「札幌店」の後継店舗が入ることになっている。

 残る店舗は「ベガスベガス狸小路二丁目店」(同2丁目北)と「ベガスベガス狸小路店」(同4丁目北)の2店舗。6店舗あったパチンコ・パチスロホールは今や2店舗。残存者利益を享受するのか、それとも他店と同じようにパチンコ業界の逆風を受けるのだろうか。


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