東京証券取引所1部市場と札幌証券取引所に上場している北の達人コーポレーション(本社・札幌市北区)は7日、はぐくみプラス(本社・福岡市中央区)を信用棄損の差し止め及び1億円の損害賠償支払いを求め、東京地方裁判所に訴訟を提起した。(写真は、北の達人コーポレーション・木下勝寿社長)
北の達人コーポレーション(以下、北の達人)によると、はぐくみプラスが販売している「はぐくみオリゴ」のオリゴ糖純度100%の表示は品質誤認表示にあたるとともに、北の達人が販売している「カイテキオリゴ」について、はぐくみ社が『カイテキオリゴは、オリゴ糖100%じゃない、はぐくみオリゴはその点良品で100%』など虚偽の事実を述べる行為が信用棄損に当たり、不正競争防止法に基づきそれら行為の差し止めと1億円の賠償請求を求めるとしている。
北の達人は、「競合・模倣対策室」を新たに設置、今回の訴訟提起が公正な競争環境を推進するための第一弾と位置付ける。今後、同社の知的財産権の侵害、公正な競争を害する行為について必要に応じて法的処置を取るとしている。