サッポログループがアイヌ文化振興機構、北海道遺産協議会に303万円寄付

経済総合

 サッポロビールなどサッポログループは12日、2017年7月1~2日に開催した「札幌麦酒祭り」のビール売上金を公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構とNPO法人北海道遺産協議会に寄付した。寄付総額は303万9000円。IMG_0276(写真は、寄付金贈呈式。左からサッポロホールディングスの尾賀真城社長、アイヌ文化振興・研究推進機構の中村睦男理事長、北海道遺産協議会の石森秀三会長、北海道総合政策部の平野正明知事室長)

 サッポログループが「札幌麦酒祭り」の売上金を寄付するのは3回目。会場の一つであるサッポロガーデンパーク(札幌市東区)の生ビール売上金全額を毎回寄付しており、今回はこれまでで最高の金額になった。

 12日午前、赤レンガ庁舎1階で行われた寄付金贈呈式では、サッポロホールディングス(本社・東京都渋谷区)の尾賀真城社長が、アイヌ文化振興・研究推進機構の中村睦男理事長(北海道大学元総長)、北海道遺産協議会の石森秀三会長(北大観光学高等研究センター元センター長、現北海道開拓記念館館長)にそれぞれ151万9500円の目録を贈呈した。

 尾賀社長は、「アイヌ文化の振興と北海道遺産承継の一助として寄付します。今後とも、北海道に少しでも貢献していきたい」と話した。中村理事長は「心強い支援なので創意工夫して使わせていただく」、石森会長は、「北海道命名150年の今年、3回目の北海道遺産を選ばせていただくが、寄付金をより良い形で活かしていきたい」と語った。

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