リネンサプライやドライクリーニングを手掛けるマルセンクリーニング(本社・釧路市)は、札幌市白石区米里2条1丁目の札幌新道沿いにリネンサプライ工場を建設中だ。現在、鉄骨を組み立てている段階で10月には竣工、稼働を始める。(写真は、建設中のマルセンクリーニング札幌工場)
マルセンクリーニングは、釧路管内に5工場を持ち、リネンサプライ事業では釧路、帯広の道東から札幌を中心とした道央、道南地区まで販路を拡大している。これまで、釧路の工場で札幌や道南圏のシーツ、タオル、浴衣類なども対応していたが、自社運営しているJR札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテルや他ホテル、飲食店向けユニホームなどの需要が拡大しているため、初めて釧路管内以外に工場を持つことにした。
建設中の札幌工場は、鉄骨3階建てで延床面積は約990坪。リネンサプライの能力は1日35t、レンタルユニホームのクリーニング能力は1日1万枚。総投資額は14億円。設計・監理はゲイツコンセプトワーク(札幌市中央区)、施工は鉄建建設札幌支店(同)。
札幌市内では宿泊特化型ホテルの建設が相次いでおり、リネンサプライ市場は拡大傾向にある。マルセンクリーニングは、1957年創立で資本金は1000万円、売上高は2015年度で約18億円。従業員は200人。