北海道から「ニトリ」のような世界的企業を率いる経営者を育成しようと昨年からスタートした「北海道経営未来塾」(実行委員会主催)の第2期が30日から始まる。今期も国内外の一線で活躍する経営者が講師として招かれるが、実行委員を兼ねる札幌商工会議所と北海道商工会議所連合会は、昨年に続き講師による講演を公開にして広く参加を呼びかけることにした。(写真は、昨年開催された未来塾と連動したトップセミナー=2016年6月11日、ホテルさっぽろ芸文館)
北海道経営未来塾の第2期は、長野冬季五輪スピードスケート金メダリストの清水宏保氏(パーソナルトレーニングジムのtwo.seven経営)を塾頭に40人が参加。1期は北海道を代表する企業の2代目、3代目経営者が塾生だったが、今回は企業の知名度や規模ではなく個人の経営に対する姿勢を重視。創業経営者や2代目経営者など多彩な塾生で構成されている。
30日には入塾式が行われ、約1年間に亘って講演会や翌日のゴルフを交えた交流、東京の若手経営者との交歓会などが予定されている。そのうち6月から11月まで開催される講演会について、札商と道商連は昨年と同様、公開にして塾生以外の事業者にも経営知識の向上と経営力強化を図ってもらうことにした。
『経営のトップから直に聞く!トップセミナー2017』と題したこの企画の講師と開催日は次の通り。時間はいずれも13時~14時40分。
◆6月23日(金) アインホールディングス・大谷喜一社長
◆7月28日(金) 大和ハウス工業・樋口武男社長
◆8月24日(木) キヤノン・御手洗富士夫氏
◆9月15日(金) ドトールコーヒー・鳥羽博道名誉会長
◆10月4日(水) ファンケル・池森賢二会長兼執行役員
◆11月2日(木) 住友林業・矢野龍会長
(会場は、ホテルさっぽろ芸文館、札幌パークホテル、ホテルモントレエーデルホフ各2回)
参加費用は、商工会議所会員が全6回で3万円、非会員は同5万円。1回のみは会員7000円、非会員1万円。募集人員は200人。問い合わせは、札商会員組織部会員サービス課(☎011・231・1318)