キャリアバンク(本社・札幌市中央区)は、11月中旬に虻田郡倶知安町にニセコ事業所を開設する。道内外や国外の人材をニセコや後志のリゾート施設に紹介するのが目的。開設記念として溝畑宏・公益財団法人大阪観光局理事長(元国交省観光庁長官)を招き、現地で講演会も実施する。IMG_8669(写真は、ニセコひらふ地区で建設が進むホテル)

 ニセコ事務所は、JR倶知安駅近くに開設、元社員で現地に住む1人を再雇用する。当初は、今冬に中国の大学から受け入れる観光施設のインターンシップ学生約80人の窓口として機能させる。
 
 キャリアバンクは、中国の大学と提携。日本語を専攻する学生を道内の観光施設でインターンシップとして働く場を紹介する業務を始めている。今年は2年目だが、昨年の経験で病気や怪我、事故の対応窓口が必要ということが分かったため、ニセコ事業所を設置することにした。ニセコ地区や余市郡赤井川村のリゾート、虻田郡留寿都村のリゾートでのインターンシップ学生の現地対応を行う。
 
 後志地区のリゾート施設では中国やシンガポール、欧米の外資がホテルやコンドミニアムの建設を進めており、外国人の就労が今後大きく増える見込み。また、技能実習生のニーズも高まると見られている。このため、現地では人材を集めることは困難とみて、道内外、国外からマネージャー級の正職員の紹介も実施。さらに、清掃やベッドメイクといった業務外注先にも人材を紹介していく。



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